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前立腺がんの腫瘍マーカー(PSA)が高いと言われた

検診やドックでPASが高いと指摘されたこと
ありませんか?

検診やドックでPASが高いと指摘されたことありませんか?近年ではPSA検査を受けられる健康診断が増えており、前立腺がんの早期発見に役立つ機会が増えています。
もちろん、PSAが高値であっても前立腺がんではない可能性もありますが、それでも重要なスクリーニング検査として普及されています。PSAの数値が高かった場合は、さらなる診断検査が必要ですし、前立腺がん以外にも他の病気が隠れている可能性もあります。

PSAとは

PSAとはPSA(Prostate-Specific Antigen、前立腺特異抗原)は、前立腺に存在するタンパク質であり、前立腺がんや前立腺肥大などの前立腺の異常を検出するために使用されるマーカーです。PSAの測定は、採血で簡単に行うことができるため患者への負担が少なくなります。結果は検査当日から確認できます。50歳を超えた方は定期的に検査を受けることを推奨しています。

PSAが高くなる原因や疾患

PSAは前立腺がん、前立腺肥大症、前立腺炎などの前立腺疾患を示す指標です。がん細胞が増殖すると周りの毛細血管が壊され、そこから前立腺の物質が血中に溶け出します。また、前立腺肥大症の場合は、血管内に前立腺の組織液が漏れ出るため、数値が高くなります。そして前立腺炎にかかると、PSAの数値がかなり高く出ます。
早期発見にも繋げるためにも、PSAの数値が高かった場合は、専門医の診断を受けるようにしましょう。

PASが高くなる疾患・
病気

前立腺がん

前立腺がんは日本人男性の中で一番多く見られるがんです。2018年には、男性のがん罹患数1位となりました。しかし、死亡率は低く、進行速度も遅いため経過観察で済むこともあります。
治療方法には手術、放射線療法、ホルモン療法がありますが、QOLが低下したり更年期のような症状が出たりするリスクも伴うため、治療法については慎重に検討しなくてはなりません。

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前立腺肥大症

前立腺肥大症は、50歳以上の男性に多く見られる疾患です。頻尿や尿の勢いが低下するなど、排尿に関する症状を引き起こします。進行すると尿閉が起こり、その場合は早急な処置が必要です。症状がある場合は薬物療法や内視鏡手術が行われ、手術が必要な場合は高度医療機関へご紹介します。

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前立腺の炎症

前立腺炎は急性と慢性に分けられます。急性ではPSAが大幅に上昇しますが、抗菌薬で治療できます。慢性の場合は漢方薬で改善できることもあります。
前立腺肥大症を合併している場合は、その治療も追加する必要があります。

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PAS検査を受ける前の
準備とは?性行為は
何日控えるべき?

PSA検査前に食事制限する必要はありませんが、前立腺肥大症や男性型脱毛症の薬剤を服用している場合は、事前に医師へ伝えてください。また、前立腺を刺激するような行為は控えるようにしましょう。検査前の2日間は射精を控え、車などを運転した直後に検査を受けるのは避けてください。

PASが高い方への当院の検査

泌尿器科で検査を受けられた場合は、当院で治療を受けていただくことが可能です。要精密検査と指摘された方もご相談ください。
また、人間ドックや健康診断でPSA高値が指摘された場合も、泌尿器科を受診することをお勧めします。当院では、精密な検査や治療が可能ですし、治療についても丁寧に説明していきます。安心してご利用ください。

血液検査

前立腺に異常が見られない場合でも、PSAが一時的に高くなることがあります。時間を空けて再検査を行うことで、一時的な上昇か定期的なものかを判断します。検査結果は当日に分かりますので、結果をすぐに振り返ることが可能です。

超音波検査
(エコー検査)

前立腺の大きさを測定することが可能です。痛みや不快感がなく、体に負担をかけることもありません。前立腺のサイズはPSA値に影響を与えるため、年齢と共に肥大する前立腺を定期的にチェックすることが推奨されています。また、前立腺がんの可能性がある場合は、形状の変化も検査対象となります。

尿検査

膀胱炎などによってPSA値が変動することもあります。そのため尿検査も同時に行います。

京都市の検診(前立腺検査)

京都市では、特定健診として前立腺がん検診を実施しています。50~74歳の男性が対象で、後期高齢者医療制度や社会保険等の検査としては受診できません。また、国民保健健康以外の被保険者の方や、生活保護を受給されている方も対象外となります。対象となる方は受診券が到着されましたら、400円で受けられますので(6月~翌年3月まで、一回のみ)、期限内にぜひ受診してください。

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