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陰嚢(いんのう)の腫れ、
痛み、しこり

男性陰部の違和感
(腫れ・痛み・しこり)…
陰嚢(玉袋)?
それとも精巣(キンタマ)?

陰嚢(いんのう)と
精巣(キンタマ)とは

陰嚢(いんのう)と精巣(キンタマ)とは精巣は男性ホルモンと精子を生成する臓器で、副腎からの指令によって機能します。陰嚢はその精巣を覆う袋です。

陰嚢・精巣に痛みを
引き起こす
原因や病気・疾患

陰嚢と精巣に痛みが起こる病気は以下の通りです。

精巣捻転

精巣捻転は、特に10代で注意が必要な病気で、精巣の血管が捻れて血流が遮断され、痛みと共に精巣が壊死するリスクがあります。
診断は超音波検査で行われ、治療では手術を行います。再発防止のため、精巣を陰嚢に固定する処置が必要になります。

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急性精巣上体炎

急性精巣上体炎は、尿道からの感染により精巣上体に炎症が生じる病気です。精巣上体から精巣へ感染が拡大されるリスクもあります。
診断は、触診や超音波検査、採血、尿検査により行われます。治療には抗生剤の内服が必要で、炎症の程度に応じて2週間の服用と患部の冷却、安静が必要になります。

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精巣垂捻転

精巣垂捻転は、精巣の小さな突起である精巣垂が捻れて痛みを引き起こす状態です。10歳前後の子供によく見られ、子供の陰嚢痛の約30%が精巣垂捻転とされています。

特に異常がないけど痛む

原因が特定できない痛みもあります。その場合は、長時間の座位や圧迫による血流不良が原因と考えられています。漢方薬を飲むと痛みが緩和されることもあります。

陰嚢・精巣が腫れるのを
引き起こす原因や
病気・疾患

陰嚢、精巣が腫れる病気として、以下のものが挙げられます。

精巣腫瘍

精巣腫瘍は精巣に発生するがんで、特に30歳以下の若年層に多く見られる病気です。診断は超音波検査で行われ、CTで全身に転移していないかチェックします。
治療は主に手術で、必要に応じて抗がん剤治療や放射線治療が行われます。

※CT・MRI検査が必要な場合には、提携している病院をご紹介します。

陰嚢水腫

陰嚢水腫は40歳以上の男性に多い病気です。精巣の外にリンパ液が溜まります。通常は悪性ではないため、治療を急ぐ必要はありませんが、稀に悪性腫瘍と合併することがあります。

診断は超音波検査で行い、手術で液体を摘出します。一時的な治療として陰嚢穿刺も可能ですが、再発しやすく、後の手術を困難にするため推奨されません。

急性精巣上体炎

急性精巣上体炎は、尿道からの感染により精巣上体が腫れる病気です。時に、精巣にも感染が広がります。クラミジアなどの性感染症で起こるケースもありますが、必ずしも性行為が原因ではありません。

診断は触診、超音波検査、採血と尿検査により行われ、治療は抗生剤の内服と患部の冷却、安静によって進められます。通常、抗生剤は2週間程度内服します。

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陰嚢に違和感・痒みを
引き起こす原因や病気・疾患

陰嚢に違和感があることに悩み、受診される男性も非常に多くいらっしゃいます。

精索静脈瘤

精索静脈瘤は、精巣静脈が膨れる病気です。左側に多く、体温上昇により精子生成が阻害されることがあります。診断は超音波検査で行い、顕微鏡手術や漢方薬などで治療します。

陰嚢湿疹

ウイルスや真菌、細菌、アレルギーなどによって発生します。皮膚疾患ですが、当院でも診察に対応しています。

特に異常がないけど
違和感・痒みがある

陰嚢に痛みや違和感があっても、原因が見つからないことは決して少なくありません。当院では、検査で異常がないことを確認した後、患者様の希望に応じて漢方薬を提供しています。

陰嚢・精巣に違和感
(腫れ/痛み/しこり)が
ある時の検査

視診・触診

陰嚢の問題を診断する際は、視覚と触診が重要です。患者様が異常を感じなくても、医師が実際に確認すると、腫れや痛みが見つかることもあります。

血液検査

血液検査白血球やCRPの上昇を確認します。精巣腫瘍の疑いがある場合は、LDHやAFPなどの腫瘍マーカーの上昇を見るために行われます。

尿検査

尿検査尿中のがん細胞、細菌、赤血球、白血球の有無を調べる検査です。精巣や精巣上体の感染症を診断する際に行います。

超音波検査
(エコー検査)

陰嚢や精巣の状態を確認するため、超音波を体に当てる検査です。放射線を浴びないので、被ばくリスクを伴いませんし、痛みもありません。この検査により、精巣の形状、腫瘍、感染、静脈の拡張などが評価できます。

陰嚢・精巣が腫れているが、痛みはない場合は
受診の必要はない?!

思春期~40歳の男性は、症状がなくても精巣腫瘍の可能性を考慮し、早期に泌尿器科の診察を受けましょう。

精巣腫瘍は進行が早いため、早期発見が重要です。陰嚢水腫の場合は、水抜きや手術が必要になります。また、立っていると腫れる場合は、精索静脈瘤や他の臓器の機能低下が原因の可能性があります。