お問い合わせ 000-000-0000
WEB予約
LINEから予約
TOPへ

排尿時痛みがある
(おしっこすると痛い)

おしっこするときに痛い、
排尿時痛とは

おしっこするときに痛い、排尿時痛とは排尿時に生じる痛みは排尿痛と呼ばれ、早期治療が重要とされています。放置すると腎臓にダメージが及ぶこともあり、最悪の場合、腎不全に至る恐れもあります。

排尿時痛のタイミングは
いつ?初めの方?
終わりの方?ずっと?

排尿時の痛みは、感じる痛みのタイミングや箇所によって分類されます。それによって関連する疾患も異なります。

初期排尿時痛

排尿し始めた時に感じる痛みです。尿が炎症している部位に触れることで起こります。非常に強い疼痛や焼けるような感覚が生じます。

可能性のある病気

  • 尿道炎(淋菌やクラミジアなどによる)
  • 前立腺炎
  • 尿道結石

終末時排尿痛

排尿終了後に感じる痛みは、膀胱上皮が互いに接触することで起こるものです。尿道部に「ズキッ」「ツーン」とした痛みが生じます。

可能性のある病気

  • 膀胱炎(急性膀胱炎)
  • 腎盂腎炎
  • 前立腺炎
  • 尿路結石

全排尿時痛

排尿し続けている間に痛みが続く場合は、強い炎症によって生じている可能性があります。この場合、膀胱炎の再発や慢性化が原因とされます。

可能性のある病気

  • 急性膀胱炎(高度)
  • 腎盂腎炎
  • 尿道狭窄症

排尿時痛を感じる場所は?
尿道?下腹部?

尿道の痛みの場合

尿道炎や前立腺炎が疑われます。また、排尿し終わった辺りに痛みが起こる場合は、尿路結石、膀胱炎などの疾患が考えられます。痛みが激しい場合や、白色・黄色の膿も出る場合は性感染症の可能性もあります。

下腹部の痛みの場合

女性の場合、よく急性膀胱炎が見られます。女性は尿道が短いため、外尿道口から細菌が入りやすく、膀胱に感染しやすい傾向にあります。

背中や脇腹あたりの
痛みの場合

腎臓や尿管に炎症・結石が生じているサインでもあります。痛みの強さは炎症の程度や、結石の大きさによって変わります。

排尿時痛の原因・疾患

免疫力の低下

日常生活での疲れやストレスが解消できずにいると、免疫力が低下し、感染のリスクが高くなります。

免疫が低下、感染症を
引き起こしやすい
タイミング

  • 風邪をひいた時
  • 仕事や学業、家事などで忙しく、疲れが溜まっている時
  • 休息する時間が取れない時
  • 悩みなどがあり、精神的に疲れている時

性感染症

性交渉による感染症は、特に10~20代の若年層に多く見られます。痛みや膿、かゆみの違和感などが起こりますが、自覚症状を示さないケースも少なくありません。

排尿時痛を引き起こす
病気

膀胱炎

膀胱炎は、排尿の終わり頃に痛みを感じる病気です。細菌が膀胱粘膜に感染することで炎症を起こします。炎症が重くなると血尿が出ます。

詳細はこちらへ

前立腺炎
(急性前立腺炎:
細菌感染性前立腺炎)

尿道からの細菌感染によって前立腺が炎症する病気です。頻尿や残尿感が出ることもあり、20~30代の男性に多く見られます。炎症が強いと高熱や倦怠感などの全身症状が現れます。

詳細はこちらへ

腎盂腎炎
(じんうじんえん)

腎盂腎炎は、排尿の終わり頃や排尿中に痛みを感じる病気です。尿道口から侵入した細菌が腎盂に達し、背中や腰に痛みを引き起こします。

詳細はこちらへ

尿道炎

尿道炎は、排尿の始めに焼けるような痛みを感じる病気です。細菌感染によって起こります。男性に多く見られ、性行為による感染が原因となります。進行すると排尿が困難になる恐れがあります。

詳細はこちらへ

尿路結石(尿管結石)

腎臓で形成された結石が尿路に詰まることで、突然激痛が起こったり排尿した終わりに痛みを感じたりします。結石のサイズや詰まる場所(腎臓や尿管、膀胱、尿道など)によって、治療法も変わります。

詳細はこちらへ

性器クラミジア感染症

男性の場合は排尿し始めた時に痛みを感じるようになります。女性の場合、発症した方の80%は無症状で、なかなか気付くことができません。

排尿時痛が何日続くと
受診するべき?

軽い痛みがある場合は、1~2日以内に泌尿器科へ受診することをお勧めします。
すぐに受診できない場合は、当院へお気軽にご相談ください。痛みが強い場合は、1日でも早く診察を受けるようにしましょう。

排尿時痛の検査

以下のような検査が実施されます。

尿検査

尿検査尿定性と尿沈渣検査が行われます。排尿時痛がある場合は、尿検査で炎症や血尿がないかをチェックします。
尿定性検査は30秒~2分程度で結果が分かる検査です。尿沈渣検査では遠心分離機にかけた沈殿物を顕微鏡で調べます。
女性の方は、月経中やおりものが多い時、膣が萎縮している時に検査を受けると、結果の精度が下がってしまう恐れがあります。

尿培養検査

膀胱炎の原因となる細菌を特定するために行われます。検査結果は1週間程度で得られます。

血液検査

血液検査全身の炎症の度合いや、臓器機能の低下を示す指標となります。発熱がある時に行われます。

超音波検査
(腹部エコー検査)

治療後でも症状が続く場合は超音波検査を行い、膀胱壁に異常がないかを確認します。