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泌尿器科
(男性・女性・小児)

おかだ泌尿器科クリニックで対応する主な症状

男性泌尿器科について

泌尿器科は、腎臓や尿管、膀胱、尿道などの腎尿路や、男性の生殖器に関する疾患を扱う診療科です。

男性泌尿器科で診察する疾患

  • 感染症
  • 排尿障害、その他
  • 悪性疾患

感染症

膀胱炎・尿道炎

細菌感染によって膀胱の粘膜が炎症を起こします。排尿時の痛み、頻尿、残尿感などが症状として現れます。
尿道炎は、尿道に細菌が侵入して炎症を引き起こす疾患です。

前立腺炎

前立腺が炎症を起こす病気です。急性前立腺炎では高熱や排尿時の痛みがあり、慢性前立腺炎では下腹部や会陰部・鼠径部の不快感、排尿時痛が見られます。

腎孟腎炎

尿道から膀胱に入った細菌によって、腎臓に炎症を引き起こす病気です。発熱、悪寒、倦怠感、背部痛、腰痛、残尿感などの症状が見られます。

性感染症

性感染症は、性行為を通じてウイルスや細菌、原虫などが性器や泌尿器に感染することで起こります。

精巣上体炎

精巣上体に細菌が侵入し、炎症を引き起こす疾患です。高齢者は前立腺肥大症などによる排尿障害で感染しやすく、若年層は性感染症による細菌によって起こるケースが多いです。

排尿障害、その他

前立腺肥大症

前立腺は男性の膀胱の下に位置する組織で、内腺と外腺から成り立っています。前立腺肥大症はこの中で、内腺が肥大する病気です。

過活動膀胱

急に尿意を感じ、頻尿や夜間頻尿、尿漏れを伴う病気です。原因は神経疾患や加齢、前立腺肥大症など、様々あります。

神経因性膀胱

脳梗塞やパーキンソン病、脊髄損傷などの疾患によって、膀胱の尿のコントロールが妨げられる状態です。

尿路結石症・腎結石

尿路結石とは、尿中の物質が腎臓内で結晶を作り、それが蛋白質などで結合されたものです。症状として、背中や下腹部の痛み、吐き気、嘔吐、血尿があります。

悪性疾患

精巣がん

特に10~30歳代の若い方に多く見られるがんです。初期の症状はほとんど見られず、痛みのない腫れや精巣の固さの変化、下腹部痛・下腹部の違和感などがあります。

前立腺がん

60歳以上の男性に多く見られ、日本人で増加しています。健康診断でPSA値の異常がある場合は、医師に相談することをお勧めします。

膀胱がん

50歳以上の方に多く見られるがんで、発症した方の50%は喫煙習慣によるものとされています。初期症状としては血尿や排尿時の痛みが挙げられます。

腎細胞がん

50歳以上の男性に多いがんで、腎臓の実質に起こります。肥満や高血圧、喫煙がリスク要因です。初期症状はほとんどないため、健康診断での検査で発見されることが多いです。

腎盂尿管がん

腎臓にある実質から生成された尿が流れる「腎盂」と、尿を膀胱へ届ける「尿管」に発生するがんです。50~70歳代の男性によく見られます。

男性泌尿器科の主な検査

尿検査

タンパク質や糖、赤血球や白血球、細菌の有無や量などについて調べることができます。

超音波検査

膀胱、腎臓、前立腺、精巣などの形や大きさを確認します。被ばく、痛みの一切ない検査です。

膀胱鏡検査

極細の内視鏡を尿道から挿入し、尿道・膀胱の粘膜を観察します。主に、血尿が認められる場合に行う検査であり、炎症の程度・範囲を正確に調べることができます。膀胱がんの確定診断でも必要となる検査です。

女性泌尿器科について

女性泌尿器科について尿道が短く、月経がある女性は、男性と比べて膀胱炎などの泌尿器疾患にかかりやすい傾向があります。女性泌尿器科では、女性の泌尿器についての専門的知識を持った医師が、症状や疾患の治療にあたります。
排尿痛、頻尿・尿漏れ、かゆみ、血尿などの症状がございましたら、お早めに当院にご相談ください。

女性泌尿器科で診察する疾患

女性泌尿器科では、主に以下のような疾患の診断・治療を行います。
プライバシーに十分に配慮した診療を行いますので、安心してご相談ください。

過活動膀胱

急な強い尿意(で漏らしてしまう)、頻尿などの症状が見られる状態を指します。背景には、膀胱炎、結石、膀胱がんなどが隠れているケースが少なくありません。また原因が病気ではない場合も、治療による改善が可能です。
睡眠を妨げられたり、仕事・プライベートに影響することも多いため、お早めにご相談ください。

膀胱炎・尿道炎

尿路感染症の中でも特に多いのが、膀胱炎と尿道炎です。腸内細菌属、あるいはクラミジアや淋菌の膀胱・尿道での感染を主な原因とします。排尿時痛、頻尿、残尿感、血尿、下腹部痛などの症状を伴います。細菌の感染が腎臓に達すると腎盂腎炎、さらには膿腎症に至ることがあるため、早期治療が欠かせません。

腎盂腎炎

腎臓に細菌が感染し、炎症を起こす病気です。特に女性によく見られます。本来であれば細菌が侵入しても排尿によって体外へと排出されますが、免疫力が低下している場合には感染が起こりやすく、かつ繰り返すことも少なくありません。急性の場合は高熱や寒気、腰痛などの症状を伴いますが、慢性の場合はほぼ自覚症状がありません。長期にわたって放置していると、慢性腎不全へと移行します。

尿路結石症・腎結石

尿路結石症は、腎臓・尿管・膀胱・尿道のうちいずれかで結石が生じる病気です。部位に応じて、腎結石、尿管結石、膀胱結石といったように分類されます。結石ができただけではほぼ無症状ですが、粘膜を傷つけたり、詰まったりすると、背中・脇腹・腰などの激しい痛み、血尿、発熱といった症状が現れます。

性感染症

性感染症は、性行為を通じてウイルスや細菌、原虫などが性器や泌尿器に感染することで起こります。

血尿

血液が混じった尿のことを指します。肉眼で分かるものもあれば、尿検査を行って初めて分かるものもあります。疑われる疾患としては、膀胱炎、膀胱がん、腎臓がん、尿路結石、腎炎などが挙げられます。血尿が出た時、健康診断などの尿検査で尿潜血を指摘された時には、早急に当院にご相談ください。

腹圧性尿失禁

咳、くしゃみ、ジャンプ、重たい物を持つなどして腹圧が上昇した時に起こる尿漏れを指します。加齢、妊娠・出産によって骨盤底筋が弱くなっている女性によく見られます。骨盤底筋訓練、肥満の方の場合は減量などによって、改善が可能です。

骨盤臓器脱

骨盤臓器脱とは、女性の骨盤内にある臓器(膀胱、子宮、直腸など)が、筋肉や靭帯の弱まりによって下がり、膣の外に出てしまう状態です。出産や加齢、重い物を持つことが原因となることが多いです。症状には、下腹部の重みや違和感、排尿・排便の問題などがあります。治療は、骨盤底筋を強化する運動や手術などがあり、症状の程度に応じて対処法が選ばれることもあります。

神経因性膀胱

膀胱や尿道の神経が障害されたことで尿意を感じにくくなり、排尿困難や尿漏れを起こしてしまう状態です。脊柱管狭窄症、脊髄損傷、直腸・子宮の手術などが主な原因ですが、「歳のせい」と考え受診できていないケースが少なくありません。放置していると、腎機能の低下を招きます。

尿道ポリープ

女性の外尿道口(尿が出てくるところ)のお尻側にできる良性のポリープです。傷ついて出血すると、トイレットペーパーや下着に鮮やかな色の血液が付着します。閉経後の女性の発症率が高くなります。ステロイド軟膏などによる治療が基本となりますが、ポリープが大きい・出血量が多い場合には手術を選択することもあります。

膀胱がん

膀胱の内側へと向けて隆起する「表在性膀胱がん」、膀胱の外側へと向けて進展する「筋層浸潤がん」に分けられます。表在性膀胱がんは悪性度が低く、転移のリスクも少なめですが、再発リスクは高くなります。対する筋層浸潤がんは悪性度が高く、転移のリスクも高くなります。頻尿、血尿、残尿感、排尿時痛などの症状を伴います。

腎がん

早期には自覚症状が乏しいものの、進行すると血尿や腹部のしこりが認められます。人工透析を受けている方は、そうでない方より腎臓がんのリスクが高くなるため、無症状であっても定期的に検査を受けてください。原因としては、肥満や喫煙が挙げられます。

女性泌尿器科の主な検査

女性泌尿器科では、主に以下のような検査を行います。

尿検査

尿を採取し、タンパク質や糖、赤血球や白血球、細菌などの有無、量について調べます。

超音波検査

膀胱や腎臓などの形や大きさを観察します。痛み、被ばくが一切ないので、妊娠中の方でも安心して受けられます。

膀胱鏡検査

尿道から極細の内視鏡を挿入し、尿道や膀胱の粘膜の状態を観察します。炎症の範囲や程度を正確に把握することが可能です。主に、肉眼または尿検査で血尿が認められる場合に必要になる検査です。

小児泌尿器科

尿に関する症状や男の子の性器の形状について心配な場合は、ぜひお気軽にご相談ください。

こんな症状・お悩み
ありませんか?

こんな症状・お悩みありませんか?
  • 尿の色が赤い、茶色い、白く濁っている
  • 1日8回以上もおしっこが出る
  • 日中は3回くらいしかおしっこが出ない
  • 尿の勢いが弱い
  • 精巣が急に腫れた
  • 精巣を触ると痛がる
  • 何度も膀胱炎になる
  • 尿の出る位置がおかしい
  • おねしょが治らない
  • 日中でもおもらしする

小児泌尿器科で診察する疾患

排尿障害

以下の2タイプに分かれます。

昼間のおもらし

膀胱や尿道の神経障害、機能障害によって起こるケースが多いです。成長によって自然に改善する可能性もありますが、放置すると尿路感染症による腎機能障害のリスクも高くなります。

おねしょ(夜尿症)

5歳以上の子供が月に1回以上おねしょをしていて、かつその状態が3ヵ月続くと、夜尿症とされます。生活指導や行動療法、内服薬などの方法で改善できます。

包茎

包茎は生まれた時から男の子に見られる状態です。通常、思春期まで包茎が続きますが、排尿の障害や亀頭包皮炎などの症状がある場合は治療が必要です。

亀頭包皮炎

亀頭や包皮が炎症によって赤く腫れ、痛みやかゆみを引き起こす状態です。包茎の洗浄不足や、不潔な手で陰茎を触る習慣などで発生しやすくなります。

陰嚢水腫

陰嚢内にお腹の水分が溜まり、陰嚢が腫れる状態です。精巣が胎児期に陰嚢へ下降する際、腹膜が閉じられないことによって生じます。

移動性精巣

陰嚢に触れた際、「精巣が確認できる時」と「できない時」がある状態です。「精巣が確認できる時」もある場合は心配しなくても問題ありませんが、精巣が全く降りない「停留精巣」が疑われる場合は、入浴時に陰嚢に触れるかどうか確認してください。

停留精巣

陰嚢内にあるはずの精巣が確認できない状態です。男の子の先天的な異常として一番多く見られ、予定日に生まれた男の子100人の3人程度で発症します。

神経因性膀胱

膀胱の知覚・運動機能が低下し、尿漏れや排尿困難などの症状を引き起こす状態です。慢性的な残尿により、尿路感染症や腎機能障害のリスクが高まります。

尿道下裂

尿の出口が陰茎の先ではなく、陰嚢などの他の部分にできてしまう先天的な異常です。

水腎症

腎臓で生成された尿がスムーズに排出できず、腫れを起こす疾患です。頻度は20~50人に1人で、腹痛や腰痛などで発見されることもありますが、ほとんどは妊娠前の超音波検査で発見されます。

膀胱尿管逆流

尿管と膀胱の間にある、逆流を防ぐ仕組みがうまく働かない状態です。原因不明の発熱を繰り返す場合は、腎盂腎炎の可能性があるため、検査を受けることをお勧めします。

精巣捻転

陰嚢内で精巣が回転し、血管などもねじれる状態です。下腹部や陰嚢が激しく痛んだり、血流障害を引き起こしたりします。